我が家の長男(中3)。
部活での最後の大会も終わって、ついに引退が決まり、ヒマにしていた午後のことでした。
夕方、近所の公園から帰宅した彼の手には、ダンボール。
そして、ドヤ顔で一言、「4匹!」
ダンボールの中をのぞいてみると・・・
道を歩いているときは、いつも猫を探している私。野良でも外飼いの猫でも、見つけるだけでなんか嬉しいのです。あんな模様だ、こんな模様だ、前にも会った子だ、このへんのボスかな、とか…ただただ、想像するだけで嬉しくなっちゃうのです。
そして、春になってからは、どこかに困ってる子猫いないかなーと、それはそれはいつも思っていたのです。
そしたら、これだよ。
長男も、そんな私のことをよくわかっていて、迷いなく家へ連れて帰って来ました。
こういう時、普通だったら親は困ったりするんだろうな。「戻して来なさい」とか、「同情するんじゃないの」とか言ったりするんだろうか。私は長男に「グッジョブ」と言ってましたが。
公園に捨てられていたそうです。ダンボールの中には、エサが一緒に入れられており、子猫たちが自力で開けられるように加工されたふたまでついていました。
すぐに、近所の動物病院へ連れて行くと、ノミダニもいない、衰弱もない、健康状態は極めて良いとのこと。生後1ヶ月程度だそうで、歯も生えていたので、離乳を待って捨てたのではないかとのことでした。
そしてこの4匹、びっくりするほど人懐っこいのです。おそらく、人の家で生まれてずっと人のそばで育ったのではないかな。
里親探しをしながら、とりあえず我が家で面倒をみることにしました。
我が家でもともと飼っている猫3匹は、白黒柄(2匹)とキジトラ柄(1匹)なので・・・
…こ、これは、ロイヤルストレートフラッシュができた?のか??
(続く)
大森裕子